浴室ドアの交換時期はいつ?リフォーム前に知っておきたいポイント
- リフォームコラム
梅雨の季節や入浴後に湿気を取っていないと、経年劣化で汚れが溜まり、浴室ドアのパッキンがカビてしまったりします。
また、入浴中に洗い場で転倒し、浴室ドアパネルを破損してしまうことも。
ひび割れや破損が修理・リフォームせずに放置していると、脱衣所に水漏れしてしまう、ドア部位の下地を腐らせてしまうこともあります。
実は浴室のドアは単体でリフォームが可能です。
ユニットバスや浴槽・浴室をまるごとリフォームしなくても、最短1日でドア交換ができます。
こちらのページでは、浴室ドアのタイプやリフォームの目安、費用相場・おすすめ商品をご紹介します。
目次
浴室ドアだけでもリフォームが出来る?
浴室のドアは、浴室の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。
経年劣化でカビや傷が目立つドアは、浴室全体の印象を悪くしてしまいます。
また、ドア自体に破損があると、しっかりと閉まらず、浴室の湿気が他の部屋に広がってしまう原因にもなります。
古くなったドアは、浴室のドア単体で交換することができます。
ドアの種類や開き方を変えれば、お風呂タイムの雰囲気も一新。
定番の白だけではなく、ブラウンやシルバーなどのカラーモデルもラインナップされています。
浴室ドアの寿命は長い?交換の目安
浴室ドアのリフォームを考える前に、ご自宅のお風呂場で使用されているドアの劣化状況を確認しましょう。
一般的には設置後15年以上使用すると、落としきれないカビや汚れが目立ち、取っ手の破損などが起こります。
浴室のドア 交換目安
- ●ドアの樹脂板・ガラスがひび割れている
- ●ドアの開閉がつっかえてスムーズにできない
- ●ドアのパッキンが劣化している
- ●ドア自体が変形している
- ●取っ手がぐらつく
上記に当てはまらなくても、パッキンの汚れやカビが落ちない場合は交換を検討されるのも良いでしょう。
交換する際には、ドアの種類や大きさ、取り付け方法などを確認して、適切な交換方法を選ぶことが大切です。
また、交換に合わせて、浴室全体のリフォームも検討することをおすすめします。
新しいドアと合わせて、浴室全体をリフレッシュすることで、快適な空間になります。
浴室ドアのリフォームはカバー工法が最適
浴室のドア交換は、ドアとドア枠をまるごと交換する施工方法や、既存のドアの上に新しいドアを重ねて取り付ける【カバー工法】が一般的です。
特にカバー工法は既存のドア枠や壁を傷つけずに交換でき、工期が短く、費用も安く対応できます。
カバー工法の流れ
- 1.既存のドアサイズを確認し、交換用のドアを用意する
- (現地調査時にサイズを確認させていただく場合が多いです)
- 2.既存の浴室ドアを取り外します
- 3.ドア枠と新たに設置するカバー枠の位置を調整します
- 4.カバー枠の固定とシーリングを行います
- 5.新しい浴室ドアをはめ込み、設置します
DIYで取外し、設置・交換ができる浴室ドア商品もありますが、カバー枠の調整やシーリングなどはDIYのハードルが高いです。
せっかく新しくキレイなドアでも、上手く設置できていないと風呂場からの水漏れの原因になってしまうことも。
新しい浴室ドアの設置は、ぜひモリキュウにお任せ下さいませ。
在来工法のお風呂でも施工できる?
在来工法のお風呂でも、ドア交換は可能です。しかし、いくつか注意点があります。
まず、ドア枠のサイズが現在流通している規格に合わない場合があります。
その場合ドア枠ごと交換する必要があり、工期が延び、費用も高くなります。
また、ドア枠部位が水漏れなどで腐っているとカバー工法での施工が難しくなります。
在来工法のお風呂は、おおよそ20年程度で交換時期を迎えます。
ドア交換だけでなく、一度リフォームを検討してみることもおすすめです。
ドアの費用相場
浴室ドアの交換費用は、ドアの種類や工法によって大きく異なります。
折り戸へリフォーム
省スペースで開け閉めがしやすく、お風呂だけでなく、トイレや洗面所などの小さなスペースでも使いやすい特長があります。
ユニットバス商品の標準仕様で搭載されていることも多いです。
折れ曲がる部分に汚れがたまりやすく、掃除が大変というデメリットがあります。
折り戸へ交換する場合は、カバー工法での施工で70,000円程度が相場です。
開き戸へリフォーム
開口部に広いスペースが必要ですが、開閉が大きく、風通しも良くなります。
ご家族で入浴する場合は、開き戸の開閉で一時的に洗い場が狭くなってしまうデメリットもあります。
カバー工法で開き戸へ交換する場合は、約60,000円~が相場です。
引き戸へリフォーム
引き戸は開閉がスムーズで、開閉時に音が少ないため、夜間や早朝の使用にも最適です。
また、開き戸と同じく広いスペースが必要ですが、開いた状態でもスペースを取らないため、出入りがしやすい特長があります。
引き戸の浴室ドアは交換費用の相場が約100,000円~と少し高くなります。
引き戸を引き込むスペースが必要となるので、追加費用として10,000円~50,000円以上の工賃が上乗せされる場合もあります。
おすすめ商品 リクシルの浴室ドア
出典:株式会社LIXIL
高品質なリフォーム製品を提供するリクシルの浴室ドアは、浴室側にタオル掛け兼取っ手を採用した、機能的でスリムなの中折ドアです。
カビの発生・浸透を抑えた材質のパッキンでお手入れも簡単。
出典:株式会社LIXIL
従来の浴室ドアでは浴室側にきていた樹脂パネルビードを、脱衣室側に配置することで水アカやカビなどが付きづらくなりました。
非常時の救出機構やチャイルドロックもついているので、安全性も高い浴室ドアです。
白以外にもオシャレな色の浴室ドアへ
浴室ドアは白以外にも、様々なオシャレな色があります。
シックなグレーや黒、温かみのある木目調など、お好みの色を選んでおしゃれな空間を演出することができます。
ただし、色の選び方には注意が必要です。
浴室は湿気が多く、水滴が付着しやすい場所なので、色落ちや変色、シミの原因になることがあります。
特に、濃い色や鮮やかな色は色落ちしやすい傾向があるため、掃除のしやすさや耐久性を考えて、中間色や淡い色を選ぶことがおすすめです。
また、浴室ドアは湿気に強い素材や防水性の高い加工が施されたものを選ぶことも大切です。
色合いやデザインだけでなく、素材や加工にもこだわり、長く使える浴室ドアを選びましょう。
浴室ドアのリフォーム目安や種類、費用・おすすめ商品についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
体を清潔にする場所だからこそ、ドア自体も清潔で使い勝手の良いものを使っていきたいですね。