洗面所・脱衣所にピッタリの壁紙の選び方
- リフォームコラム
日々洗顔をしたり手を洗ったりする洗面所は、カビや汚れが発生しやすい場所です。
毎日使う場所だからこそ、清潔で快適な空間にしたい気持ちは皆様同じでしょう。
最近では、おしゃれで様々な便利な機能がついた壁紙クロスも多く販売されています。
こちらの記事では、洗面所・脱衣所におすすめの壁紙の選び方やおすすめ機能、張り替えにかかる費用などについてご紹介します。
目次
【洗面所・脱衣所をおしゃれに】壁紙を選ぶ際のポイント
洗面所・脱衣所の壁紙を選ぶ際、4つのポイントをチェックしておきましょう。
狭い空間だからこそ、明るい色味を
住宅内では通常、ダイニングやリビングエリアがメインとなるため、洗面台や脱衣所は狭めになりがちです。
そのため、圧迫感や暗い印象を感じる空間になってしまう可能性があります。
明るい色味は空間に解放感を持たせる効果があるため、圧迫感をなくすために壁紙は明るい色味のものを選ぶと良いでしょう。
例えば、淡いオレンジやピンク、清潔感のある白色などがおすすめです。
周りのインテリアや家電と合う色味を選ぶ
洗面所や脱衣所に設置されている洗濯機や洗面台などの家電・インテリアとのカラーバランスも考慮しましょう。
家具や家電との色味がバラバラになってしまうと、全体の調和が崩れ視覚的にも疲れやすくなってしまいます。
どの色味にも調和しやすいものとして、白やホワイトベージュなどのシンプルな色味がありますが、色味のある壁紙を使用したい場合は、一面にだけ違う壁紙を貼るアクセントクロスがおすすめです。
最近では、淡いグリーンや水色、グレーなどのアクセントクロスが人気を集めています。
また、家電や家具だけでなく、洗面所には歯ブラシやタオル、化粧用品なども多いです。
小物の色味にも注意し、ごちゃごちゃしないようカラーコーディネートするのも良いですね。
床の色とも照らし合わし、全体の雰囲気に合う色味を選びましょう。
大きな柄は避ける
洗面所には洗面化粧台や、収納棚を設置されているご家庭が一般的です。
そのため壁紙の面積自体は、それほど大きくありません。
そのため、模様の大きな壁紙を使用する際、デザインが天井や洗面台の接合部で見切れてしまう可能性があります。
また、大きな柄は視覚的にも圧迫感を感じる効果があるため、洗面所がますます狭く感じられます。
柄入りの壁紙を採用する際は、大きなデザインを避け、ワンポイントの使用に留めましょう。
水や汚れをすぐ拭き取れる素材
洗面所は毎日の手洗いや洗濯の余洗い、洗顔などで水滴や汚れがつきやすい場所です。
手入れのし易さを考慮して、凹凸のないツルツルした素材もおすすめです。
表面にラミネート加工されているものであれば、汚れが浸透しにくく、サッと吹けば簡単に汚れをふき取ることができます。
【洗面所・脱衣所におすすめ】人気な壁紙クロスの機能
汚れ防止機能
洗面所や脱衣所では、洗顔や手洗いのたびに、気づかぬうちに水やお湯が周囲に飛び散ります。
壁紙にかかった汚れは、そのまま放置しておくと内部にまで染み込んでしまい、シミや跡が残りやすく取り除くのが大変です。
汚れ防止機能が施された壁紙は、内部への水や汚れの侵入を抑制する仕組みがあるため、汚れてもサッと拭くだけで汚れを落とすことができます。
日々の掃除を楽にしたいという方におすすめの機能です。
抗菌機能
洗面所や脱衣所の壁紙には、目に見えない菌も付着しています。
水やお湯の跳ね返り、洗濯機の使用による洗剤の散乱などで菌が増える可能性があります。
そのため、表面に「抗菌フィルム」がラミネート加工された壁紙を選ぶと良いでしょう。
消臭・臭い分解機能
洗面所や脱衣所では、洗面ボウルや排水口の汚れが原因で不快な臭いが発生する可能性があります。
臭いを吸着し消臭する機能がついた壁紙は、こうした悪臭の問題に対して効果的です。
防カビ機能
洗面所や脱衣所はカビも生えやすく、気づかないうちに青カビや黒カビ拡がることもあるので、防カビ機能のある壁紙がおすすめです。
吸放湿機能が備わっていると、カビの繁殖を抑える助けになります。
家族の健康を守るためにも、清潔な空間を保つよう心がけましょう。
防水機能
結露によるカビの予防のためには、洗面所・脱衣所には防水機能のある壁紙を採用することをおすすめします。
特に洗面台の周りは、水滴が飛ぶため、結露が発生することがあります。 水に強い壁紙であれば、壁の内部への水分浸透が難しく、手入れも容易です。
費用相場
洗面所の壁紙張り替えリフォームにかかる費用
クロスの品質により変動しますが、1㎡あたり約1,000円~となります。
6帖程度の天井と壁4面を施工する場合、材料費や廃材費を含めても総額で約3~5万円程度で済むことが一般的です。
面積が大きくないため、ハイグレードなデザイン性の高い壁紙クロスを選んでも、費用が過大になりにくいのが利点です。
壁の下地が湿気やカビの影響で損傷している場合は、工事費用が高額になる可能性があるため、予算内でできるリフォームプランをリフォーム会社に相談すると良いでしょう。
また、マンションの場合と一軒家の場合とでも費用が異なるため注意が必要です。
洗面所の壁紙張り替え費用を抑えるには?
無地のクロスならスタンダードなグレードのものを選ぶ
壁紙には、スタンダードクロスとハイグレードクロスがあります。
無地のクロスへの張り替えを頼む場合、スタンダードグレードの壁紙を選ぶと費用を抑えることができるでしょう。
スタンダードグロスは、ハイグレードクロスと比較し色柄や質感のバリエーションや機能性にやや劣ります。
最近では、ハイグレードの壁紙でなくとも色や機能が豊富になっており、コストパフォーマンスにも優れているため人気を集めています。
DIYで行う
DIYは、仕上がりにはプロに依頼する場合と差が出るものの、人件費が発生しないため費用を抑えることができます。
DIY作業は手間がかかり、未経験者は空気が入ったりつなぎ目が目立つなどの問題が生じやすいため、後悔しないためにも不安な方は業者に依頼することをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。洗面所や脱衣所の壁紙の選び方をご紹介しました。
水滴が飛ぶ機会が多い場所ですので、標準のクロスではなく、機能性があるものをお選びいただくと良いでしょう。
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