網戸張替は自分でできる?張替え目安や流れ、業者に任せるメリット
- リフォームコラム
暑くなると網戸を使用するタイミングも多くなります。
使っている網戸に穴があると、害虫の侵入を許してしまいます。
網戸張替はDIY可能ですが、網の押し込みが甘いとせっかく張り替えたのに全体的にたわんでしまうことも…。
こちらのページでは、網戸を張り替えるタイミングの目安などを含め、網戸張替の基本知識を解説します。
ご自身で張り替えようとお考えの方も、リフォーム業者に網戸張替をご依頼される方も、ぜひ参考にされてみてください。
網戸張替に最適なタイミング
網戸の寿命は10年程度と言われていますが、使用頻度や環境によって異なるため、4~5年程度で網の張り替えをすると良いでしょう。
張り替えの目安をご紹介しますので、ご自宅の網戸の状況をセルフチェックしてみましょう。
網戸張替の目安
網戸に穴が開いている
経年劣化した網戸はちょっとした引っかかりで穴が開いたり、端が避けてしまいます。
ペットの爪とぎで小さな穴が複数開いてしまうこともあるでしょう。
網戸の穴を放置すると隙間から蚊や蠅などの虫が入ってきます。
ホームセンター等で部分補修シートでその場しのぎはできますが、穴のサイズに合わない・張り重ねることで不格好になってしまうこともあります。
掃除をするつもりが網を外してしまった・破いてしまった
網目の経年劣化は埃や汚れの付着を招きますが、お手入れのつもりが網を押してしまい網戸枠から外れてしまうケースも多いです。
網戸をしっかり掃除したい場合は、網戸を窓枠から外すようにしましょう。
網戸がたわんでいる
網戸は雨風にさらされる経年劣化だけでなく、お掃除の際に押す力がかかると伸びてたわんでしまいます。
DIYで網戸の張り替えをすると、ネットの張りが弱く、しっかり張れていないことも。
ドライヤーの熱で直ることもありますが、全体的にたわみや歪みがある場合は張り替え・張り直しをしましょう。
フレームが歪んでいる
開閉の衝撃や網戸のネットを固定させるゴムの経年劣化でフレーム・網戸全体が歪んでしまうこともあります。
網戸の見た目だけではなく、レールやゴムの汚れ・破損状況もチェックするようにしましょう。
網戸張替に最適な時期
リフォーム業者へお任せいただくケースだと、冬が終わり虫が出てくる時期から網戸張替のご依頼が増えてきます。
節電でエアコンの使用を控えると、必然的に窓の網戸使用が増えてきます。
夏場は炎天下でDIYの張り替え作業が難しいので、お早めに張り替え作業をするか、リフォーム業者にご依頼いただくのが良いでしょう。
網戸張替の流れ
ここからは網戸張替の流れをご紹介します。
1. 網戸のサイズを測定する
まず網戸張替用のネットを購入するために、既存の網戸枠のサイズを測りましょう。
巾900 丈1850mmが基本的なサイズです。
幅広の網戸や、天袋の網戸は市販の張り替え用ネットサイズで対応できないケースもあるのでご注意ください。
(網戸本体の購入)
網戸本体を交換する場合は、網戸のレール上の先端~下の先端の高さと、窓枠を含めた窓ガラスの幅を測りましょう。
そのサイズをもとに、網戸購入サイトやホームセンターで、計測した高さと幅にあった網戸を購入します。
2. 網戸の枠を外す
網戸張替用のネットが準備出来たら、既存の網戸を窓枠から外します。
一般的な引違い窓はスライド式網戸が採用されているので、上に持ち上げるだけで外れるものが多いです。
外れ止めや脱輪防止機能がある場合は、無理に取り外さずサッシに書かれている取り外し方に従いましょう。
3. 古い網を取り外す
網戸が外れたら、広く平らなスペースに網戸を寝かせます。
網戸のネットを押さえているゴムの切れ目を探し、手やドライバーで浮かせて引っ張りましょう。
汚れが多い場合は、ゴム溝をブラシで綺麗にしましょう。
4. 新しい網をカットして取り付ける
新しいネットを設置サイズより大きめにカットし、網戸枠に仮止めします。
なるべく4辺全てを網戸クリップで止めるようにしましょう。
5. 網戸枠に新しい網を張り付ける
網押さえゴムを網戸の端に押し込み、網戸張替用のローラーを使ってさらに押し込んでいきます。
1辺押し込み終わったら、次の辺に進んでいきます。 全ての辺にゴムを押し込み完了したら、ゴムの先端をカットし最後に押し込みます。
その後余分な網をカットし張り替えが完了です。
6. 網戸枠を元の場所に戻す
新しい網に張り替え終わった網戸は、しっかりと元のサッシに戻しましょう。
網戸張り替えはDIYで行うこともできますが、適切な網戸のサイズやタイプを選び、正確な測定や取り付け作業が必要です。
細かな作業が苦手、網戸張替数が多いというご家庭は、リフォーム業者にお任せすることがおすすめです。
網戸張替はDIYで出来る?
網戸張替はDIYで挑戦することも可能ですが、専門的知識や技術がない場合はトラブルが発生する可能性があります。
例えば、網戸のサイズや張り方を間違えてしまうと、風や虫の侵入を防げなくなってしまうこともあります。
網戸張替でよくある失敗
- ●網の押し込みが弱くてたわんでしまった
- ●網を押さえるクリップが弱く、ゴムの押し込みが上手くいかない
- ●網が斜めになってしまい並行じゃない
- ●ゴム押し込み後に網をギリギリでカットしてしまったので枠から網が外れそうになっている
一度、網押し込みゴムを施工してしまうと、ゴムを取り外して張りなおす作業が面倒になり、結局リフォーム業者にご依頼される方もいらっしゃいます。
網戸張替に必要な道具
DIYで張り替える場合は、網戸の張り替えに必要な材料、道具をそろえる必要もあります。
数千円程度ですが、自分で張りなおす手間も考えると負担になってしまいます。
- ●網戸張替用の新しいネット
●網戸クリップ
●ゴム押さえローラー
●網押し込みゴム
●カッター(網戸張替専用のものがあると安心です)
リフォーム業者の網戸張替は、専門的な知識や技術を持ったプロが作業を行うので安心してお任せいただけます。
網の張り替えだけでなく、網戸サッシの劣化状況や窓枠の歪みなどもチェックしてもらえるので、築10年以上経過しているお住まいは一度点検してもらうのも良いでしょう。
リフォーム業者による網戸張替の料金相場
網戸張替はDIYでもできますが、張り替え用のローラーや押さえゴムの用意が手間という方はリフォーム業者に依頼されるのが良いでしょう。
料金相場は、張り替え箇所や網戸の種類、サイズなどによって異なりますが、平均的な価格帯は1枚あたり3,000円~が相場です。
網戸張替で特殊な網戸に交換することも可能です。
大手メーカー網戸張替おすすめ商品 リクシルPATTOリフォームの網戸
LIXILでは古くなった網戸本体をまるごと交換し、短時間で窓辺の快適性をアップ!ご希望や用途、使い勝手で網戸の種類も選択できます。
ネット本体価格は約2万円~ですが、張り替え費用も含めてリフォーム業者にお任せいただくとお得に張り替えいただけるでしょう。
きれいネット
細かな編み目で眺望性や通気性が優秀な網戸です。
小さな虫の侵入もブロックするので、虫が苦手な方におすすめです。
網目自体ががズレにくい構造で、凹凸も少なくお手入れが楽ちんなのも魅力です。
虫イヤネット
人やペットに安心な、虫が嫌がる薬剤を練り込んだ特殊な網戸です。
庭に面した窓や、ベランダスペースの網戸におすすめです。
ペットネット
網に樹脂コーティングがされているので、ペットが引っ搔いても丈夫な強度です。
網目のずれ防止構造で固定されているのも安心です。
網戸張替の目安、張り替えの流れやリフォーム業者にお任せいただくポイントをご紹介しました。
穴が開きっぱなしの網戸は放置せず、ぜひモリキュウに網戸張替をご相談ください。
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